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地域生活支援部会図書

障害がある子どもを育てるご家族、医療関係者、保育士や教師の皆さんに役立つ本を紹介させていただきます。専門書ではなく、平易な文体で読みやすい本に的を絞りました。選者は、これらの本を外来でご家族に貸し出したり、購入を勧めたり、担当の教師や保育士に読んでいただいたりしています。他にも沢山出版されていますが、特に心に残った本を紹介しました。 他にもおすすめの本がありましたらご紹介下さい。

担当:金原 洋治

子どもと生きる・あまえ子育てのすすめ
子どもと生きる・あまえ子育てのすすめ
あまえ子育ては日本独特な素晴らしい子育て文化であり、今世界から注目されています。最近アタッチメントの研究は盛んですが、あまえの研究はほとんどされていません。お母さん達の中でも、あまえ子育てが軽視されています。あまえ子育てで安定した愛着関係ができ、子どもの心身症、トラウマ症状はあまえることでよくなります。あまえの世界は感性の世界であり、養育者側の「可愛い!」と言う気持ちがあって初めて成り立ちます。世界に誇れるあまえ子育てをもう一度取り返し、子育てを楽しんでもらいたいものです。
医療的ケアハンドブック -難病児や障害児のいのちの輝きのために-
医療的ケアハンドブック -難病児や障害児のいのちの輝きのために-
医療的ケアが必要な子どもが増えていますが、家族や教師そして医師にもおすすめの本です。医師、看護師、理学療法士、保護者が分担し、わかりやすい文章、イラスト、家族の声などが満載の本です。
み~んなそろって学校に行きたい -医療的ケアが必要な子どもたちの願い-
み~んなそろって学校に行きたい -医療的ケアが必要な子どもたちの願い-
童話作家の井上夕香さんが当時8才の恵ちゃんの「障害が重くても学校に行きたい」という願いを新聞の投書で知り、その後取材を通して在宅医療の困難さと学校での医療的ケアの体制の不備への疑問など、家族だけにまかされたこれらのケアの実態と疑問についてわかりやすく記しています。小学生にも読めるような文体で写真やイラスト付きです。
ようこそ ろうの赤ちゃん
ようこそ ろうの赤ちゃん
聞こえなくても不便ではありません。聞こえなくても大丈夫。ろうの子どもと暮らす家族が心に残る日常生活をつづった聞こえない子の楽しい子育ての本です。
先天異常と子どもたち 「ぼくの手、おちゃわんタイプや」
先天異常と子どもたち 「ぼくの手、おちゃわんタイプや」
先天性四肢異常をもつ子どもを育てる父母の会がはじめて作った本です。先天異常に関する医学的な知識をやさしく解説しています。